フタゴムシ タイムリミットは10時間!世界一ロマンチックな寄生虫

恋は盲目!?


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寄生虫界の人気者フタゴムシ

寄生虫の聖地目黒寄生虫館のロゴマークにもなっているくらい人気者なのだが、なぜそんなに人気があるかというとフタゴムシ。世界一ロマンチックな寄生虫なのだ。


フタゴムシは鯉に寄生して生きてる。生まれるとすぐに宿主の鯉のエラを目指して泳ぎ出す。この時10時間以内に寄生しないと死んでしまう。

タイムリミットは10時間!!


無事コイに寄生すると安心のあまり(?)目玉がポロリと落ちてしまう。もはや目は必要ではないということなのだ。なんという潔さであろうか。


運命のパートナー


ここからがロマンチスト・フタゴムシの本領が発揮される。鯉のエラの中で泳ぎ回りそこでパートナーを探す。フタゴムシは雌雄同体なので一匹でも卵を産むことはできるのだがそれでもパートナーを探す。だって一人きりなんてロマンチックじゃないから(たぶん)

そうして最初に出会った相手が運命のパートナーになる。目が見えないのにどうやってパートナーを探しているのだろうか。まさに盲目の鯉、いや恋である。おそらく運命の人を探し当てるのに視力はいらないということなのだろう。

出会った二人はなんとそのままお互いの生殖器官を繋げてくっ付いてしまう。人間ならとんでもないスケベ野郎である。アンコウのカップルにも似てなくはないが、あちらはオスが一方的に(?)メスの体に吸収されてしまうので、フタゴムシの方が男女平等と言える。

でも雌雄同体だから平等も何もないけどな。


一生一緒にいてくれや


一度くっ付いた相手とはそのまま生涯を過ごす。というか離れることができないと言った方が正しい。

かつて「一生一緒にいてくれや」と歌い一世を風靡した歌があったが、日本の離婚率は三分の一以上とも言われる。人間に比べれば純愛度ははるかに高い。

もっとも過酷な環境下でいつパートナーに出会えるか分からないフタゴムシとは少々事情が違うことも否めない。ちなみに「一生一緒に・・・」と言った者がいまどこで何をしているかは不明。


ロマンチックと言われる最大の理由はその姿にある。お互いがくっ付いた姿はまるで蝶のように見える。

万が一、無理矢理離すと生殖器官が破壊され死んでしまう一蓮托生の運命にある。

どちらかが自然死した場合はどうなるのかは分からないが、おそらく死んでしまうのではないかと思う(精神的に?)


コイの中で初恋の相手とまさに盲目の恋に落ちるなんともロマンチックなフタゴムシ。そんなに愛し合っても一生お互いの姿を見ることができないなんて・・・少し悲しい気もする。

お互い非常に濃い人生(?)を歩むことになるわけだが、忘れないで欲しいことがある。

寄生された鯉にとってははた迷惑な話でしかないことをな。


調査結果
□体長10mm
□生息地:アジア・ヨーロッパの鯉の中
□生まれて10時間以内に宿主へ辿り着く。出来ねば死ぬ。
□初めて会った君は初恋の相手。そして生涯のパートナー
□無理矢理離すと死ぬ。死ぬときは一緒。

称号『恋愛体質』
鯉の中で濃い恋をする。ロマンチックだが魔王軍にはいらないな。


よかったら何か買っていくがよい。
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