【書籍】イベリコ豚を買いに~日本中に溢れる幻の豚の正体とは!?~

新魔王ミニアイコン.pngイベリコ豚を買いに


近年あちこちで見かける『イベリコ豚』なる謎のブランド豚。

今や見ない日はない(?)くらいだが「なぜ幻の豚がそんじょそこらに溢れかえっているのか?」

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百円の回転すしにまで流れる幻の豚。正直、みな疑問に思っているはず。その疑問を解決してくれるのが「イベリコ豚を買いに」である。


「スペイン産」とか「どんぐりを食べている」とか「幻の豚」とか色々な情報が飛び交うが、誰しも一度くらいその正体に関して考えてみるが、結局知らないふりをして見せる・・・99%の日本人はそうするだろう。その永遠ともいえる謎に迫った一冊。これを読めば、イベリコ豚の見方が変わるのは間違いない。

イベリコ豚を求めてスペインへ


著者はイベリコ豚の謎を追って、現地スペインへと向かう。こんなことをするやつは、後にも先にもいないであろう。そこで見たのは広大な敷地内で悠々と暮らす豚の姿であった。風格がありそこらの豚とは違うオーラを放つイベリコ豚。一体この豚は難なのか?

まず最初に言っておくべきことはイベリコ豚は「イベリコ産の豚ではない」ということだ(魔王様もそう思っていたのは内緒だぞ)。そもそもイベリコなんて地名はない。イベリア半島に棲むイベリア種もしくはデュロック種を交配させた(イベリア種50%以上)のものをイベリコ豚と呼ぶそうだ。

真のイベリコ豚はベジョータ


その中でもどんぐりを食べて育ったものを「ベジョータ」と呼ぶ。「カカロット!!」と叫んだりはしない。これがある意味、本当のイベリコ豚。その味は非常に美味で、脂からはどんぐりの風味が感じられるほどだという。普通の飼料を食べて育ったものを「セボ」という。

なぜこのような違いが出るかというと、どんぐりが成る期間が限られているからだ。その間もイベリコ豚は育つわけだから、違いが生まれる。その分「ベジョータ」となるイベリコ豚は限られてくるわけだ。その生育には恐ろしいほどの手間がかかるというか効率が悪いというか。


ベジョータは非常に高い。生ハムにすると最高にうまいらしいが、数切れで数千なんて当たり前。国産黒毛和牛に匹敵するお値段だ。他の豚なら間違いなく出したくない金額である。

「じゃあ、そんな高いものがなぜ日本に溢れているのか?」というと、要するにセボなのだ。セボが日本に溢れているわけだ。溢れすぎてトイレに置いてるくらい・・・それはセボンだな(笑)

マスコミのせい?


どんぐりを食べているのはベジョータだけ。にも関わらずだ。「どんぐりを食べて育った豚」などとマスコミが勝手に宣伝するものだから、日本では勝手なイメージが先行。現地の生産者は大変嘆いているようだ。これはもう完全にマスコミが悪い(よく調べない我々も悪いのだがいかんせん情報が少ないのが現実)


本書を読んでも思うことは、イベリコ豚の生産者達はみな一様にただならぬ情熱を持っていることだ。「イベリコ豚のことをもっと知ってもらいたい。そしてもっと広めたい。」そういう熱い気持ちがダイレクトに伝わってくる。もはや、イベリコ豚はスペインの誇りと言っても過言ではないであろう。

いつの日か真のイベリコ豚「ベジョータ」を食べてみたいが、いかんせん先立つものがない。一般庶民にはセボが限界である(それをゆめゆめ忘れるでないぞ)それでも十分うまいのだから、イベリコ豚恐るべし。

イベリコ豚を買いに (小学館文庫) -
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