シオマネキ~片手が大きいのは○○のため(利き手あり)~

魔王のアトリエ片手がでかすぎるカニ・シオマネキ


シオマネキのイラスト

「シオマネキ」というカニがいる。

このカニどういうわけか片手が異常にデカい。傍目にも邪魔で仕方ないと思うが一体なんのやくに立つのか?

調査してみた。


潮を招いている?

日本には10種類ほどのシオマネキがいる。主な種類はシオマネキとハクセンシオマネキ。シオマネキはシオマネキでありながらシオマネキでもあるのだ。人間でいうなら鈴木という名字でありながら鈴木という種族的な・・・意味が分からん。

他にもいるが南西諸島や小笠原諸島に生息しており、どうも南国よりのカニのようだ。バカンス気分が抜けないのかもしれない。

最大の特徴は自分の甲羅ほどもあるハサミ。しかも片方だけ。しかもしかもオスだけでメスはどちらもいたって普通のハサミである。

一体そんな巨大なハサミ。何に使うのだろうか?

よくよく観察していると、何を思ったか突然巨大なハサミをブンブン振ることがある。この行動が「潮が早く満ちてくるように招いている」ように見えることが名前の由来。明らかに人間サイドの願望とか偏見が混じっている思うがそれはともかく。

英名ではヴァイオリン奏者を意味する「Fiddler crab」と呼ばれる。ずいぶんエレガントではないか。

この潮を招いているような行動を「ウェービング(waving)」という。やはり潮を招いているように見えるみたいだ。実はこの行動はオスがメスにアピールするため。要するに求愛行動だ。招いていたのは潮ではなくメスなのだ。

「どうせアピールするなら大きいほうが目立つだろう。」と思っているかどうかは分からないが、大きいほうがアピール力があるようでメスにモテる。結果どんどん大きくなっていった。

ちなみに片方の小さいなハサミはエサを食べる用。うまく使い分けているようだ。


シオマネキには利き手がある

面白いことにシオマネキには利き手がある。

大方の予想通り、通常は大きいほうのハサミが利き手なのだが、大きいほうのハサミが右か左かはつまり個体ごとに違う。これは非常に面白い。

なぜ個体ごとに違うのかは定かではないが遺伝ではないかと考えられる。生まれてから鍛え上げてあのような立派なハサミに・・・なるわけではなさそうだ。

では一体右利きと左利き。どちらが多いのだろうか?

調べた者がいるかどうかは分からないが、生息地域やグループごとに右と左の比率が違うかもしれない。おそらくメスの好みが偶然そうだっただけで特に意味はないのではと個人的には思う。

いわゆるランナウェイ説というやつだろうか。


ちなみにロブスターも左右のハサミの大きさが違い使い分けているようだが、生まれて初めてどちらのハサミを使ったかによって決まるそうだ。

シオマネキも案外、単純な理由で決まるのかもしれないな。


調査結果
□大きさ:35cm
□生息地:静岡より西
□オスの片手のハサミだけ大きい
□求愛行動が潮を招いているように見えるのが名前の由来
□個体ごとに利き手が違う

称号「隻腕の巨大ハサミ」
別に片腕しかないわけではないのだけどな。

シオマネキの擬人化
「利き手だけど邪魔・・・」


シオマネキ―求愛とファイティング -
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