ヤンバルテナガコガネ 一匹数十万円!?幻の日本最大の甲虫類

カブトムシよりでかい巨大甲虫


ヤンバルテナガコガネのイラスト


日本で甲虫類といえばカブトムシであろう。

甲虫と書いてカブトムシと呼ぶくらいだからまさに代名詞である。やはり立派な角と大きさが人気の秘訣。まさに日本一・・・と言いたいところであるが実はカブトムシよりも大きな甲虫類が日本にいるのだ。

ソイツが発見されたのは1983年の沖縄でのことである。名前をヤンバルテナガコガネという。カブトムシが日本一の座から陥落したおそらく日本甲虫類界最大の事件であったであろう。実際に日本最大だしな。


カブトムシを凌ぐ巨大甲虫類ヤンバルテナガコガネ。調査してみようではないか。


山原の固有種


沖縄の山原(やんばる)と呼ばれる地域にのみ生息する固有種。

オスの体長50~65㎜とすでにカブトムシを凌駕しているがさらにさらに!

長ーい前足の長さはなんと8㎝を超える。

これではカブトムシも書いて字のごとく手も足も出ない。いやいやちょっと待ってほしい。俳優の哀川翔の育てたギネス級のカブトムシのサイズは88㎜だぞ。まだ日本一の座を譲るにはまだ・・・早いかもよ!?


それはともかく。長い手足は木に登ったり餌場の争いなどに便利。それでも他のテナガコガネよりは体長の割には短いらしく、原始的な特徴を持っていると言われるレアなテナガコガネである。近縁種は存在するもののやはり固有種として独自の進化を遂げたと言えよう。


レアすぎて発見が遅れた!?


しかしここで疑問が残る。

なぜそんなデカいやつが1983年まで見つからなかったのだろうか!?

一つは成虫になるシーズンが秋であるということ。一般的に昆虫採集のシーズンと言えば夏である。もちろん山原でも昆虫採集をする者はいるであろうが、まさか秋にこんな巨大な甲虫類が秋にいるなんて誰も思わないだろうからな。

そして最大の理由は生息地域が特殊であること。山原でも国頭村付近にしか生息しておらず、しかも体が大きいせいなのか大木のウロ(穴)でしか育たない。そこで三年もかけてようやく幼虫から成虫になるのである。

このウロもノグチゲラが開けた穴をケナガネズミが巣として再利用したものであったりと他の生物も関係している。残念なことにどちらも絶滅に瀕していてヤンバルテナガコガネへの影響も少なくない。


しかもここいら一帯は米国の基地やハブもいて簡単に侵入することができない。これらのこともあって発見が遅れたのであろう。

ところが近年ヤンバルテナガコガネの密猟が後を絶たない。一匹数十万円(!?〉というとんでもない価格で取引されているのだ。そこまでマニア心をくすぐるヤンバルテナガコガネ。それはすごいと思うが密猟側もすごい。

米軍基地内であろうがお構いなく侵入して密猟を行い山原の自然を荒らしていく。米軍に見つかったらどうなるのか。ある意味、米軍よりも怖いやつらであるが、おかげでヤンバルテナガコガネは絶滅の危機に瀕している。

そういうヤツらには一言言ってやりたい。

でっかいカブトムシではダメですか?・・・とな。


調査結果
□大きさ:50~65㎜(足は8㎝)
□生息地:沖縄の山原らへん
□日本最大の甲虫類
□固有種で他の地域には生息しないレアテナガコガネ
□密猟者に狙われている(米軍より怖い)

称号「山原の宝石」
コガネに輝く山原の宝石。密猟などせず大事にしてやれよな。


ヤンバルテナガコガネの擬人化
「カブトムシって何よ???」


【海洋堂】 国立科学博物館 カプセルミュージアム ヤンバルテナガコガネ -
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